マンションの共用部におけるトラブル事例
どのマンションにも必ず共有部というものは存在します。
エレベーターや階段、廊下やゴミ捨て場など、誰もが利用できる空間を共用部と考えると分かりやすいかと思います。
そんな共用部で起こりがちな、様々なトラブルについてご紹介致します。
廊下や通路への私物放置
廊下に自転車やベビーカー、子ども用のおもちゃなどが置いてあるのを見たことはないでしょうか。当たり前のように見かける光景ですので、無意識で荷物を置いておられる方がほとんどかと思われますが、廊下や通路に私物を置いてはいけません。
なぜかというと、地震や火事が発生した際、倒れて避難経路を塞いでしまったり、避難中につまずいて転んでしまうといった可能性があるためです。
消防用設備の点検の際に、「廊下に置いている荷物を撤去してください」と注意されることもあります。
バルコニー
普段は洗濯物を干したり、タバコを吸うなどして自分のスペースのように利用しているバルコニーですが、実は共用部です。
こちらも廊下・通路と同じく、有事の際の避難経路として使用するため、避難の妨げとなる荷物等を置くことは禁止されています。
デザイナーズマンションでは景観を損ねるという理由で、手すり以上の高さで洗濯物を干すことが禁止されていたり、防災や他住戸への煙害といった問題から喫煙が禁止のマンションも存在しますので注意が必要です。
ゴミ捨てのタイミング
大阪市でも24時間ゴミ出しOKのマンションが多くなりました。曜日や時間に関係なくゴミを出せるようになるため、単身者にとってはありがたい限りです。
しかし集荷の日は決まっているため、捨てるタイミングが悪いと生ゴミなどが悪臭を放ってしまうことがあります。また虫の発生の原因にもなりますので、集荷日に合わせて出すように心がけましょう。
まとめ
以上が共用部でありがちなトラブルになります。そういえば…と思い当たることがありませんでしたか?共用部を綺麗に保つことで防犯になるとも言われています。
管理が行き届いた「隙のないマンション」と思わせることで犯罪のターゲットにされにくいようです。
住民全員がマナーを守り、トラブルにならないようそれぞれがしっかり意識を持ちましょう。